神鋼メタルプロダクツの歴史は、神戸製鋼所が大正6年に作った門司工場までさかのぼります。当時、門司は国際貿易港に急成長し、船舶の国産化が進み銅管や真鍮管の需要が伸びており、神戸製鋼所初の地方進出となりました。その後、昭和24年、日本を占領統治したGHQの方針に基づく過度経済力集中排除法により神戸製鋼所は3社に分割されることになります。しかし昭和32年には再び神戸製鋼所に復帰。昭和63年には鉄冷えと呼ばれた鉄鋼・金属の合理化のなかで門司工場は分離独立し、現在の神鋼メタルプロダクツとなりました。煉瓦建築の建物も多数残っており、貴重な歴史を感じる事ができます。また、会社入り口の建物もモダンで非常に趣があり、歴史を感じさせます。